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エレファントカシマシ30周年大阪城ホール“さらにドーンといくぜ!” ①

魂が魂を揺さぶるというのは、

こういうことなんだね。

 

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デビューから30周年を迎えた、

エレファントカシマシの記念コンサート @大阪城ホール

 

ありがたいことに、今回こちらに縁があり、

素晴らしいものを見せてもらいました。

 

 

まず、以下セットリスト。

その後にライブメモと、

思ったこと感じたことを、

一曲一曲、丁寧に、書いていきます。

ここ、宮本さんの真似です。

 

 

【セットリスト】


第1部

 

01. ファイティングマン
02. デーデ
03. 新しい季節へキミと
04. 悲しみの果て
05. 今宵の月のように
06. 戦う男
07. ふたりの冬
08. 翳りゆく部屋
09. リッスントゥザミュージック
10. 風に吹かれて
11. ハナウタ~遠い昔からの物語~
12. 桜の花、舞い上がる道を
13. 3210
14. RAINBOW
15. ガストロンジャー
16. やさしさ
17. 四月の風
18. ズレてる方がいい
19. 俺たちの明日

 

第2部

 

20. 奴隷天国
21. 珍奇男
22. Under the sky
23. コールアンドレスポンス
24. 笑顔の未来へ
25. TEKUMAKUMAYAKON
26. so many people
27. 夢を追う旅人
28. 花男

 

アンコール

 

29. 友達がいるのさ
30. おはようこんにちは
31. 待つ男

 

 

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【感想メモ】

 

 

 

開演予定の17時を数分過ぎて、
彼らが登場してきたとき、

まだ4人はただ歩いているだけなのに、

溢れ出てくる涙を止めることができなかった。

 

驚いた。

 

 

泣いてしまったのは、

自分のどこかの感情が刺激されたから、とか、

そういうことじゃないのだ。

もしこの号泣に後付けの理由をつけるならば、

たぶん、「生きててよかった」とか、

そういう思いに集約できるのだろう。

だけど、その瞬間はそう思ったから泣けてきたわけじゃなかった。

 

アリーナ席ではないから、

それなりに距離はあったわけだけれど、

生の彼らを見て、

パワーというか、

彼らの魂そのものが、瞬時に私の魂を揺さぶりかけてきた。

自分の泣きように、自分でも驚いた。

 

なんだろうな、今思うと、

人前でずっと抑えてきたもう1人の自分が、

エレファントカシマシを見て、爆発したような、そんな感じがあった。

 

21の私。

まだまだ21だけど、だんだん大人になって

現実社会をむき出しで歩くようになると、

生き延びるために

自分が作り出した自分の殻がどんどん厚くなり、

そして今までにない色んな自分を作り出した。

 

作り出した数々の自分は

偽の自分ということではなく、

そんな自分も結局は自分なのだけれど、

彼らによって、

自分の一番奥底にある、

最も純粋な私を引き出され、

また、彼らの生き様が私に語りかけてきたような感覚があった。

 

登場シーンだけで語り過ぎてしまうな。

ああ。エレファントカシマシって素晴らしい。

 

 

《01. ファイティングマン》

 

号泣。

 

宮本さんは人の力を信じているんだ。

 

宮本さんが作ったあの歌詞、あの曲調で、

宮本さんが歌うなんて、

こんなに素晴らしいことをこの目で見れたんだ。

 

「お前の力必要さ」「俺を力付けろよ」

「自信を全て失っても誰かがお前を待ってる」

そんなこと言われたら、生きるしかなくなる。

 

歌詞が好き!歌詞がいい!って、

他のアーティストの歌にも多分に感じるのだけれど、

エレファントカシマシの歌の歌詞って、

ファイティングマンの歌詞って、

魂レベルで、根本から自分を肯定してくるんだよ。

私の名前とか、人種とか、性別とか、

ましてや性格や経歴とか、そういうものじゃなくて、

私が私であることを肯定される。

 

歌詞がいいとかそういう次元じゃないんだよ、

宮本さんが語りかけているんだ。

何度も歌っている歌を聴いてるという話じゃない、

宮本さんの言葉を聴いていたんだよ。

ライブは生でまさにシャウトを聞けるものなんだと思ったね。

宮本さんの叫びを、彼の言葉を、

枯渇した自分の内の私が受け止める覚悟がなかった私は、

まず泣くことしかできなくて、

聴きながら、彼らの格好良さをこの目で確認できるありがたさに、

再度、目を潤すことになった。

止まらない涙。

 

 

 

 

《02. デーデ》

 

 

デーデはライブ映えする歌だと思ったけれど、

まさに、そうだった。

 

聴いていてめちゃくちゃ楽しかった、

お金持ちになりたいよ。

たいていの悩み事なんてお金で解決するなんて、

そんな世の中の真理を、

こんなストレートで純粋な歌を、

今の私と変わらない年から作ったんだもん、

敵わないよ、宮本さん。

すごいよ、宮本さん。

 

この曲終わって、正装にと一瞬はけた宮本さん、

ジャケットを着て帰ってきました。

 

 

《03. 新しい季節へキミと》

 

 

ライブ映像でこの曲を聴くと、

「ストリングスの曲の引き立て方ってスゴイんだな…」と

CD音源では気づかなかった発見があった。

今回このライブでそんなストリングスのすごみを生で聴けた。

 

ああ、今も感動してるよ。

思い出すだけで、

ストリングスに注意しながら音源を聴き直してしまう。

 

ライブの楽しさは、こういうことなんだ。

エレファントカシマシ以外のものが足される。

そんな姿をこの目と耳で生で感じる楽しさ。

エレファントカシマシがエレファントカシマシを超える瞬間。

ライブは奇跡が起きている。

 

新しい季節をキミと、私のこれからのテーマでもあります。

 

 

《04. 悲しみの果て》

 

 

号泣。

 

いつも辛い時、

この歌を思い出すのです。

そして、なんども聞き返す。

 

私の部屋には、

「悲しみの果ては素晴らしい日々を送っていこうぜ」

と自分で書いたボードを置いている。

悲しみの果て は私の支えで、

これを生で聴けると思うと、ライブ前から緊張していた。

 

とても個人的な話ではあるのだけれど、 

ライブの数日前、

病気の症状が再燃した。

毎度ながら悲しみに打ちひしがれ、この世を恨みたくなる。

 

でも、ただ悲しんでいるだけじゃもったいないから、

いつもいつも、少しでも立ち直りたくて、

この歌を聴いている。

この時もそうだった。

宮本さんの男前な姿が眩しく、

この曲のシンプルな、力強い歌に、

励まされるつもりが、ボロボロ泣かされた。

 

前が見えない。先がわからない。

いつどうなるのか、

いつ光が見えるかわからない闇の中で、

私はただ、その果てに

素晴らしい日々を送っていく、という

漠然とした、そんな決意しかできない。

でも、その決意が、もっとも私を立ち直らせ、

人生に立ち向かわせてくれる。

 

だから、この歌はとても特別で、

本当に生で見れた感動に、号泣も号泣です。

生きててよかった。

 

 

《05. 今宵の月のように》

 

 

「石くんがインタビューで好きって言って気付いた、

俺もこの歌大好きです」

という、そんなMCから、今宵が始まった。

 

今回のライブで、第1部では宮本さん、

「今日は丁寧に一曲一曲紹介していきます」

と仰っていたのだけれど、

宮本さんの思い出とともに、

曲が身近に感じられるMCが入っていた。

 

宮本さんのMCって、

どれも完璧ではなくて、

宮本さんの中では頭の中では繋がっていて話しているのはわかるんだけど、

構成という意味でいうと決して完璧というわけではなく、

MCさえライブ感が強く、

今でないとでてこないという、

そんな鮮度を感じる文章を放つ。

だから突拍子もない話になったりする。

 

宮本さんは本気で話しているんだけど、

それがすこしおかしくて、面白く聞こえる時もあって、

会場からはその話のおかげで笑い声もする。

私も笑ってしまう。完璧でないからと蔑む笑いでは決してない。

羨ましいくらいに、純粋に、ただ面白いから笑ってしまう。

 

このMCも、笑いが起こるのに、

曲が始まった瞬間、会場中が瞬時に歌に吸い込まれる。

笑いがピタリと止まり、しゃべる宮本さんから、歌う宮本さんに目を向ける。

とても不思議な光景を見、不思議な雰囲気に包まれた気がした。

このバンドの魅力が大きすぎて、とても平常心ではいられない。

熱い涙が溢れる。

 

 

《06. 戦う男》

 

 

戦う男、ライブで聴くと、

「めっちゃかっこいいな」と再確認する。

男であるのが羨ましくなってしまうよ。

 

タイトルからわかるけれど、

もう、かっこいい歌だよ、本当。

野茂さんね。

燃えろよ〜〜〜〜

 

 

《07. ふたりの冬》

 

 

お恥ずかしながら、きいたことがなかったのです。

このライブではじめて出会った曲だった。

 

大阪城ホールに去年の夏に撮影できた時、

大阪城の周りをゆっくり歩いたんだって、宮本さんは。

そこから、散歩の話になって。

「散歩はいい。若い頃はお金を持ってなかったから散歩をしてた。」

三鷹の方とか武蔵野とか、文豪達のゆかりの地を歩いていた宮本さん。


お金のない時よく散歩をしていたようだけど、今も散歩は好きなんだよね。

結局、「お金を持ってようがもってまいが散歩はいい」

と言った宮本さん。

私もたくさん歩こう。

武蔵野の方なんて、全然行ったことないんだけど、

すこしでも宮本さんの見てきた世界を私も見たくて、

行きたくなったよ。

 

観光って、人が作り出すんだよね。

ある人が、人が輝いてたら、その人がいる土地が観光名所になる

といっていたけれど、本当にその通りだと思う。

宮本さんに近づきたい。

散歩しよう、東京の西側を。

 

 

《08. 翳りゆく部屋》

 

 

日本の名曲だと紹介していたこの歌。

「究極のラブソングであり、こんなラブソングを書きたい」

という宮本さんに感心してしまった。

極めたラブソングを作りたいと彼が言ってくれて、

ラブソング好きな私が報われた気がした。

 

カヴァー曲の中で

唯一音源化している翳りゆく部屋。

毎度毎度、この歌を聴くたびに、

宮本さんの、音楽への愛と尊敬を感じる。

 

あ、歌う直前、
「エレカシの翳りゆく部屋」って言ったのに、

「荒井由実の翳りゆく部屋」って歌う直前に言い直した宮本さん、

よかったな。

エレカシの翳りゆく部屋でもいいと思ったんだけどな。

敬意が大きすぎるのか、言い直しちゃったよ。

いい人だなって思ったよ。面白い人ね。

 

 

《09. リッスントゥザミュージック》

 

 

さっきから感動したとかいっちゃっててるけど、

あの、もう、感動という言葉、この人たちの前ではチープなのではないのか。

 

荒井由実の名曲を、

日本の名曲であり、

最高のラブソングを作りたがった彼が、

翳りゆく部屋の直後にこの歌を持ってきたこと、

本当に鳥肌がたった。本当に。

 

愛と敬意はもちろんのこと、

宮本さんの小さな抵抗と大きな意思が見えたような気がした。

格好良すぎるのよ。

 

それと、金原さんと笠原さんの演奏。

 

特に金原さんのロックなヴァイオリンさぁ…

とんでもない瞬間をみてしまった。

恋人が、

「音楽好きな人は誰でもあれをみたら『これはただことじゃない』って思うだろう」

って言ってたんだけど、

本当に、ただごとじゃなかった。

 

多分、リッスンをはじめて聞いたとして、

いや、もし日本の言葉もわからない異邦人としてこの歌を聞いてたとしたって、

私はこの歌に見惚れていたにちがいない。

ああ、ヴァイオリンをやりたくなった。

こういう音楽、あるんだ。

こういう音楽の作り方が、楽器の活かし方があるんだって。

映像も素晴らしかった。あの写し方…。

 

宮本さん、

宮本さんは最高に究極のラブソングを作ってるよ。

日本の名曲だよ。

あなたの曲はこうして簡単にも涙を誘い、心を揺らしてくれるんだ。

セットリスト、ここで最高が決まったも同然。

はじめから最高だったけど、最高of最高になった。

 

 

 

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だめだ、長くなりすぎちゃう。

つい、忘れたくなくて、

誰かに伝えたくて、

長くなりすぎてしまう。

 

書くのも、そしてきっとあとから自分が読むのも

体力が必要になってしまうから、記事を分ける。

②に続かせます。

 

ああ、最高だな、忘れたくないな、忘れられない。

戻りたい。昨日に。